聖和者との霊的交流について  愛苑会では、新宿の成約ビルで、毎月第4土曜日の午後1時から聖和者家庭懇談会
を開催しています。そこには、親の聖和、夫婦の聖和、子供の聖和、霊肉祝福の場合という
ように、さまざまな方々が集まってきますが、皆さん求めていることは、霊界の聖和者との
交流をしたいということです。

 私も8年前に家内が聖和して、それから毎日、仕事をしながらも、歩きながらも、家内はど
うしているだろう、夢にでも出てきて欲しい、何か言ってきて欲しいと思っていました。
 み言葉によれば、修練会に参加し、公的なみ旨で忙しいということですが、少しくらい地上
の私に現れてコンタクトしてもいいのではないかという思いとなり、これは私だけでなく、
地上に残された多くの聖和者家庭の願いでもあります。

 愛苑会の理事という立場で、多くの聖和者家庭の話を聞くようにしていますので、その中で
少しずつ分かってきた、霊界の相手との交流方法について書いてみたいと思います。

1:霊界は、宇宙の彼方の交流できない、閉ざされた世界ではない。

2:聖和者との交流は可能である。

3:聖和して終わりではない。霊界と地上との夫婦愛、親子愛は成立する。

4:天国は、神様を中心とした夫婦が基本であり、それが永遠に続く、愛に酔う世界である。


1:霊界は、宇宙の彼方の交流できない、閉ざされた世界ではない。

 まず、霊界ははるか宇宙の彼方の遠い世界、交流できない隔絶された世界ではなく、目に
見えないだけで、私が住んでいるこの地上と重なっている世界だということです。
 大母様も霊界の入り口は、清平の湖の少し上にあると語っておられましたし、聖和した奥村
さんの奥様からの霊界通信でも、地上の私たちの目の少し上の位置にいつもいると説明され
ています。会報「愛苑」参照。
 公的なみ旨をやりながらも、私たちが相手のことを思い浮かべると、瞬間的に「今、自分の
事を思っていてくれる」と分かります。また、物理的な空間ではありませんので、世界のどこ
にも瞬間的に行くことも出来ますし、数人に同時に会うこともできます。

 地上の私たちと違って、100%み旨のために働けるということで、聖和者たちはとても
嬉しく喜んでいます。定期的に修練会が行われていますし、神様の愛の心情に触れ、さらに
歴史的な聖人義人にも会うことが出来ますから、毎日がとても刺激的です。

 今の時代は、地上に降臨して働くように命令されていますから、私たちの周囲におり、どう
して教助しようかと考え、私たちにさまざまなヒントを与えてくれています。病気の苦しみは
もはやありません。聖和者は、悲しんでも苦しんでもいなくて、とても喜んでいるということ
を理解する必要があります。

 地上で教会のことを知らずに亡くなり、残された妻か夫が祝福を受けた霊肉祝福の場合は、
霊界の相手はみ言葉を学び、感謝して地上に協助するようになります。さらに大母様は、その
存在を地上の残された家族に分かるようにしてあげますと語っておられ、多くの霊肉祝福の方
が、夢を見たり、気配を感じたり、匂いや触覚で相手の存在を感じています。

 史吉子先生も、聖和者家庭向けの講話のビデオの中で、食事の時に一緒に食べる意識を
されておられますし、久保木哲子夫人も、ご主人の箸を食卓に置いて、そこに一緒におられ
るという意識でいます。地上がそのように、いつも一緒にいると意識していると、霊界の
相手も嬉しくなり、さらに働きやすくなりますし、力も出てきます。

 霊界の相手が、いつも一緒にいると感じておられる方は、実は地上の側で、いつも一緒に
いるという意識を持っているからということができます。これは、信仰生活で「神様がいつも
私を守ってくださっている」と意識するのと、同じことではないでしょうか。