真のご父母様ありがとうございます 1999年3月10日

 きょうは、だんな様に出会う日ですね。ここにすべての名簿があります。きのうから私は
その霊人たちが清平に来ることができるように、一名ずつ名簿を読みあげました。
ひょっとしたら来ていない方もいるのではないかと思い、朝まで呼んでいました。
 全員来られたと思いますか?(「はい」)。全員見ましたか?(「はい」)。
若返っていましたか?全員、来られました。

 きょうは、とても貴いお方が来られます。霊人と地上人が家庭出発をするのは初めてのこと
なので、真のご父母様がここに来られるのです。
 笑顔で食口の皆様を祝賀するために来られるのです。私たちは真のご父母様の前に、
「生涯、感謝いたします」と申しあげても足らないくらいです。

 無数にいる先祖たちの中で、よい所にいる先祖は決して多くはありません。私たちの先祖が
必ずしも、地上で悪いことばかりして霊界に行ったわけではありませんが、霊的な背景がそう
なっているのです。私たちの先祖を悪霊人にしているサタンがいるのです。それは悪霊人を
たくさん作れば作るほど、サタンの勢力が多くなるからです。

 私は清平で七代先祖解怨式をしながら、本当に沢山泣きました。
 「食口たちの先祖が、こんなにとても恐ろしい所にいるにもかかわらず、今までそれを
知らずに暮らしてきた」

 子女である食口たちは、ともすれば地上で自分だけの幸福のために、「幸せに、楽に
暮らしていくにはどうしたらいいか。もう少しお金をもって暮らそうか」という心で
暮らしています。
 もちろん、「先祖を崇拝することは大切だ」と思っていましたし、さまざまな方法で先祖を
救おうと身もだえしてきました。しかし、先祖がそんなにも困難な立場にいる、ということは
知らずに暮らしてきたのです。

 最近、真のお父様は、「天地祝福ではなく、霊肉界祝福という名称にしなさい」と
言われました。そして、「今からは霊界と肉界の祝福式だ」と語られたのです。
 「天地祝福」と称した最初のころ、私は約婚式として、霊界にいる相対者を連れてきて、
地上の夫、妻に引き合わせました。そして、霊人の相対者は霊界で教育を受けることになります。
 その後、行われた霊肉界祝福式において、若さに輝く、美しい霊人たちを見た時、
「今や私たちの世の中になった」と思いました。なぜなら、霊界と肉界が一つになったのです。
霊人を、暗く恐ろしい所から明るくよい所に導き、美しい若い姿にしました。幼い霊人体は
成長させました。このような時代が来たということが、どれほど喜ばしいことでしょうか。
 このことをなすために、真のご父母様が本当に苦労されました。言葉では言い尽くせない
苦労をされたのです。

 霊人を探し出すこと、彼らを祝福すること、今日このように再臨すること、すべてのことに
おいて、真のご父母様が条件を立ててくださらなければ、不可能なことでした。
 その条件は本来、皆さん自身が立てなければならないことなのです。真のご父母様が涙を流し、
精誠を尽くされ、私たちにこのような門を開いてくださったのです。
ご父母様がこのように道を開いて祝祷をしてくださったので、可能となったのです。

 ですから、真のご父母様がここに来られたら、「お父様、本当にありがとうございます。
お母様、ありがとうございます。私たちは残された生涯を、愛をもって霊人の相対者と共に
一生懸命に生きてまいります」と申し上げなければなりません。
 霊人の相対者は、三十三歳から四十歳の間の姿になっています。一生懸命愛し、一生懸命
働くことのできる、とても美しい姿です。光輝く姿になりました。サタンや他の悪霊人が
、悪い霊人にしようと近寄って来ても、接近することができません。それほど光輝く善霊人と
なって、この場に来るのです。

 霊人の相対者たちは、今まで興進様の修練所で修練を受けてきました。原理のみ言、
サタンの行動と堕落世界に関するみ言、神様が語られたみ言、善に関するみ言、祝福家庭が
生活化すべきみ言など、多くのみ言を学びました。
 そして、地上での生き方によって霊界での位置が決定する、ということをすべて知り、
この場に来られました。地上人は霊人が見えますか、見えませんか?見えないでしょう。
それゆえ、皆さんはこれから「一人ではなく二人である」という気持ちをもって
暮らさなければいけません。二人です。霊人の相対者が善なる姿で来ますので、その相対者の
心に合わせて生活しなければいけません。

 霊人の相対者は原理を学んできました。絶対信仰、絶対愛、絶対服従で為に生きる生活、
真の愛に関することを学んできました。ですから、地上にいる私たちは、その霊人の相対者と
共に、絶対的な信仰をもって生活しなければなりません。
 大概、年齢が増えれば、プライドが高くなります。そのすべてを捨てて、
ただただ愛をもって暮らさなければなりません。

 先日の修練会の時、「地上の皆さんの霊人体をきれいにしてあげます」と言いましたね。
きれいにしてあげた後は、霊人と地上人が楽しく生活し、霊界に行く時は何の負担もなく、
手を取り合って自由に天国に行くことができるように、地上人が霊人に合わせて暮らして
いかなければなりません。

 この期間、霊人の相対者が皆さんのもとに行きましたか?特別に、休暇をたくさん
あげました。それで、何度も行くことができたのです。
 ある方はキスもしてあげ、愛してあげたそうです。それで、「まだ三日行事をして
いないので、聖別期間だから、それ以上は触らないでください」と言ったりもしたそうです。
しかし、きょうからは完全に一緒に生活することができます。生きている方と同じように、
霊人も生活することができるのです。

 興進様は霊界に行かれましたが、地上の人々と同じように生活しておられます。それで、
このような生活のすべての内容を教え、清平の役事を導き、すべてをなしておられるのです。
 皆さんは、これから一人ではなく二人です。早く愛を築き上げなければなりません。
そして、地上で肉体的に愛し合ったように愛し合うのです。三日行事が終わった後には、
手を触れたり、愛したり、いつでもそのようにすることができます。どこかへ行く時も
一緒に行くことができます。

 皆さんが霊界に行く時にはどうでしょうか?霊界の道が分からないので、手をつないで
一緒に行ってくれるのです。皆さんが昇華した時、霊人の相対者が来て、
手をつないで一緒に行くのです。
 美しく暮らしたならば、一緒に行く時恥ずかしくないのですが、美しく暮らすことが
できなかったならば、恥ずかしく感じます。それゆえ、その時に恥ずかしくならないように、
美しい生活をしてくださるようにお願いします。

 今、だんな様が来られました。静かにしてください。先ほど私が祈祷室にいた時、
あるおじいさんが来て、「私の妻は申し訳ないとも思わずに、今、講義中なのに寝ています」
と言いました。今、霊人の相対者はすべて見ているのです。
 皆さんは、自分が慎ましい新妻だということを忘れないでください。肉身は老いていますが、
新妻なのです。ですから、心静かに、かわいらしくしていてください。

 今、霊人たちは、とても美しい白い礼服を着て、愛の樹の下にいます。
「入ってきてください」と言えば、霊人たちはすぐに入ってきて、皆さんの右側に来て
座ります。右側に座っているということを知って、しっかりと手をつないでください。
そして、「私たちは本当に幸福に暮らしましょう。楽しく暮らしていきましょう」と
誓い合う、対話の時間をもってください。そのような時間を差し上げます。

 全員目を閉じてください。さあ、いよいよ霊人たちが入って来ます。今、列をなして
入ってきています。全員、右側に座ります。全員、横に座りました。
(この時、劇的な出会いを喜んだり、長い間離れていたことによって積もった恨の心で
号泣する、おばあさんたちの姿がありました)

 夫婦が手をしっかりとつないでください。祈祷いたします。

 一九九九年三月十一日、天のお父様、真のご父母様、興進様、この場に共にいてくださる
ことを心から感謝いたします。
 天のお父様、アダムとエバが堕落することによって、霊界と肉界は一つになることが
できず、別れた立場にいたことを知っております。また、堕落によって、霊的に無知な
人間になってしまったことを知っております。それゆえ、霊界に送るたびごとに、
私たちは心を痛めてまいりました。

 アダム・エバが堕落していなかったならば、霊界は整理され、例えようもないほど
美しく、喜ばしい世界でありましたが、アダム・エバの堕落によって、霊界は多くの階層に
分かれてしまいました。霊界は、サタンの役事が強固に定着し、悪霊人が善霊人までも
支配し、悪に汚染されています。

 しかし、真のご父母様がこの地上に来てくださり、サタンが讒訴することのできない位置
まで勝利され、また安息圏を宣布し、天城旺臨宮殿を宣布されることによって、霊界と肉界は
一つになり、今、霊人と地上人が再び出会うことのできる時代を迎えました。それゆえ、
霊人もきれいな姿で成長し得る道が開かれたのであり、絶対信仰、絶対愛、絶対服従を学び、
善だけを知る者となりました。

 その霊人がこの地上に再臨して、夫婦が一体となって生活できる、家庭出発のきょうの
この時間であることを、天のお父様にご報告いたします。今まで私たちが、天のお父様の
心情を知らず、ただ自分のための、地上での生活だけを重要視し生きてきたことを
お許しください。

 私たちも今から、霊人たちと共に、絶対信仰、絶対愛、絶対服従で、真のご父母様の前に
感謝の心で侍り、生ある限り、一生懸命に生きることを、この時間に決意し、お誓いいたし
ますので、私たちに愛と祝福を許諾してください。そして、私たちが霊人を見ることの
できる目を、霊的に開かせてくださいますように、懇切にお願い申し上げます。
 天のお父様、愛する夫が、愛する妻が横に来ていても分からない、そのような者たちに
ならないように、ここに参席したすべての者たちが霊界と霊人を見ることができるよう、
導いてください。
 本日以降、三日行事をすることを知っております。本当に歴史的な日であるということを、
統一家のすべての兄弟、全人類が知ることができるよう導いてください。
 きょう、霊人が地上人と共に暮らすようになることによって、この地上に真のご父母様が
いらっしゃる間に、全人類が伝道され、絶対信仰、絶対愛、絶対服従で、天のお父様と真の
ご父母様に全人類が侍ることのできるよう、貴い役事となるようお許しください。
 八十歳を迎えられ、安息圏を宣布されても、安息することができない真のご父母様です。
祖父の立場になられましたが、祖父の立場にいらっしゃることができない
真のご父母様でございます。二〇〇〇年からは、真のご父母様が本当に安息なさることの
できるように導いてください。

 お父様が施してくださったこの恩賜に報いることのできる子女たちとなるよう役事し、
祝福し、愛してください。天のお父様!ここにいるすべての子女たちが、お父様の前に本当に
忠誠を尽くす子女になることを知っております。
 ここに共にいる霊人と肉身を持った者は、必ず、お父様の前に孝子・孝女として天国に
行くことを、私は信じております。誤ったことがあれば、過ちを知ることができるよう、
愛のみ手でなでてくださり、鞭で打ってでも、原理的な生活、善の生活ができるよう
導いてください。
 お父様、陰暦で正月十六日、この間、興進様からのご指示により準備をしていた、
喜進様を中心として朴鐘九先生と共に、すべての天の軍隊、天使、善霊人たちが
、地上にいるすべての人間と祝福家庭が本格的に原理的に暮らすことができるよう、
主であられる真のご父母様に侍ることのできるよう、原理的な教育に入っております。
 天のお父様!そうすることによって私たちが整理され、原理的な生活をなすことが
できるように、役事してください。霊人が地上に来て、肉身をもって生活していた時と
同じように、地上人と共に生活することのできる、きょうでございます。
 このような恩賜、祝福、愛を与えられた者が、私たち祝福家庭であるとするならば、
だれもが知ることができるよう、天のお父様、共にいてください。
 お父様!お父様!心から感謝申し上げます。真のご父母様!心から感謝申し上げます。
興進様!心から感謝申し上げます。霊界で彼らの霊人体をきれいに整理される中で、
多くのご苦労の路程があったことを知っております。
 天のお父様!心から感謝を捧げ、残された全生涯を感謝の心で、真のご父母様に
孝誠する心で生活いたしますので、信じてください。すべての生活が出発する、きょう
この時間でございます。永遠に忘れることのない子女たちとなることをお誓いしながら、
真のご父母様のみ名によって、感謝して祈祷をお捧げ申し上げました。アーメン。

 ここに来た霊人たちは、きょうから皆さんと一緒にいます。今までは修練会に
参加しても、その後は霊人たちは霊界に行き、地上人は家に帰っていきました。
しかし、きょう以降、一緒に家に帰り、霊界ですべきことがある時や興進様に
呼ばれた時には霊界に行きますが、いつでも降りてくることができるのです。
全体的に見れば、地上で一緒に生活するのです。

 いつも共にいて、一緒に行動するのです。そのことを忘れずに生活してください。
そのまま帰るのではなく、お互いに手をつないで、「ここは愛の樹です」と語りかけ、
愛の樹の下で祈祷をするのです。そのような生活をしてくださることをお願いします。

 おいしいものを食べる時は、一人で食べるのではなく、横に相対者がいることを知って、
心情的に分かち合って食べなければいけません。霊人は、地上にある万物を思い通りに
食べるようにはなっていません。地上人が考えてくれることによって、
食べるようになっているのです。
 ところが今回、霊肉界祝福を受けた人たちは違います。彼らが食べたいと思えば、
地上人が考えてくれなくても自由に食べることができます。そのような特権を受けたのです。
でも、地上の人が相対者を求めて考えてあげれば、霊人も気分がいいのです。
忘れてはいけません。今まで一人で生活していた時と同じではありません。どこへ行く
にしても語りかけてください。

 その家庭に難しい問題がある時は、詳しく説明してあげましょう。もちろん、
何も言わなくても霊人は知っています。知っていますが、詳しく語ってあげるのがいいのです。
 下の娘の家に行く時は、「下の娘は今、どこどこが痛いというので、一緒に行きましょう」、
あるいは「いいことがあったので一緒に行きましょう」と、対話をするのです。
また、洋服を着る時には、「この服を着たらあなたが喜ぶでしょう?」と語りかけるのです。
 金孝南長老はいつも私に語りかけます。服を買う時は「大母様、この服がいいですか?
着てみたいと思われますか?」と語りながら暮らしています。洋服を選ぶ時も、自分は
こうしたいと思っても、大母様が「きょうは、何の服を着なさい」と言われたら、
それを着るのです。金孝南長老は大母様に従って洋服を着るのです。
ただ服を着るのではありません。皆さんもこれからは、そのようにしなければなりません。

 愛する夫が横にいるのです。いつも一緒に考え、喜んで生活する皆さんになってください。
霊界に行ってお互いに手をつないで、一緒に仲良く暮らすことのできる、そのような姿に
ならなければなりません。
 「私は何月何日、霊肉界祝福を受けたのですが、天国に行くことができずにここにいます。
どうか天国に送ってください」ということがあってはいけません。全員が天国に行くことの
できる生活をなすのです。愛の生活、為に生きる生活、祈祷する生活、日曜日には必ず教会
に行く生活をしなければなりません。

 霊人には「必ず、教会へ行きなさい」と教育しました。ですから、必ず教会に行って
ください。先ほどだんな様がいらっしゃった時、手をこのように握られたおばあさんは、
本当に信仰が篤いようです。霊人の夫が「あなたは腰の曲がったおばあさんになったけれども、
信仰生活をきちんとしてくれてありがとう」と言いながら、お互いに顔をすり寄せて
いました。私たちのすべての生活が、そのようになるようにお願いいたします。

            祝福家庭 1999年冬季号