真のご父母様のみ言葉 百瀬東一郎(1800双)

  この度のご滞在は、初めの予定では10日間位あるいは2週間になるかもと言われておりましたが、崔先生のご昇華により、結果的には、1月11日夜到着されてから、17日夜発たれるまでの6日間でした。
  迎える私たちにとっては2年ぶりのことですので、それは嬉しい思いと共に、その2年前、「摂理をヨスに移す、もうハワイには来ない」などと言い残された時の重苦しかった思い出が交錯して、複雑な思いでもありました。
  しかし、到着された夜の、それは晴れやかなご様子と、120ヶ国講演勝利の弾むようなみ言葉を賜りながら、全てのもやもやは杞憂と化し、ハワイ摂理再興の強い決意を賜り、本当に感謝いたしました。

 私個人は、18年間、ハワイ海洋摂理の責任を持ってやってまいりましたが、昨年、限界を感じ、後をお任せして辞任。独立してハワイ摂理のシンボルのような立場で影ながらサポートさせていただくことになっておりました。

 そしてその事は既に、お父様の了解済みのことではありましたが、折に触れて何かと気遣って下さっておられるということが、あちこちから漏れ聞かれておりました。そんな立場ですから、今回は本当は隅のほうで目立たないようにという思いで一杯でしたが、今までの流れからついついそうも行かず、ご滞在中何度も気をお遣わせることになってしまいました。

 そして、急にお帰りになることになった17日の朝、次のようなやりとりがなされました。

 訓読会の後、とりあえずのまとめをされて指示をされている中で、突然
「百瀬、今何をしているんだ。」と聞かれ、
「トレーディングのビジネスです」とお答えしました。そして、更に私が
「その他、松崎会長の下で、日本人協会を組織しようとしています」と申し上げますと、
「それをやるにしても、何の基盤もないではないか。松崎!お前が何か準備して上げられるのか」
と松崎会長に問われました。

 そして次の質問が、
「あんたの妻が昇華してから何年か」でした。
「10年になります」とお答えすると、
「長い期間だ、妻は霊的に降りてくるのか」
と言われるので、
「最初の3年ぐらいは、いつも一緒にいると実感していました」と答えました。
おそらくこの私の返事を、後の7年は遠のいていると受け止められたのだと推測されますが、即
「祈らなくてはならない。祈っているのか」と言われました。

  ここでちょっとどう答えていいか迷いましたが、お父様の言われたい流れに沿うようなつもりで、
「あまり頼らないようにしようと思っておりましたので」とお答えすると、
「そうではない、協助を祈るんだ。決して忘れてはいけない。霊界に行って難しくなる」。
そして
「あんたがビジネスやるにしても、奥さんとよく交流しないと難しい」とも言われました。

 そして、周囲の幹部の先生方に、「同じような境遇の者たち同志で協力し合うことが出来るようにしなくてはいけない。Joe Tullyとかもいるだろう」と指示されました。
 ちなみに、Mr.Tully(1800双)も奥さん(早苗さん)をハワイでなくし、5年前ハワイ摂理が始まった時、私と兄弟のようにして一緒に住んでやるんだと言われておりました。そしてその時は、私とMr.Tullyをつかまえて、「あんたがた、妻を捧げたんだから、子供も捧げて先頭に立て!」と厳しく押し出されました。
 心配していただく価値もない者と思うにつけ、誠に申し訳なくも恵みある一時でした。

           (コナにて、二〇〇六年一月十七日)